利根川の水が埼玉県、千葉県を経て、都心の水道水となっている。水道水はその使用量が大量なので毎日間断なく需要量を供給しなければならない。新鮮な自然の水をそのまま飲料水に出来た時代もあっただろう。しかし、現代では、人間の増加と文明の発達で河川の水は工業やいろんな産業にも使われる。
河川は自然の地下水や雪解け水、雨水が家庭から、道路から、小さな排水路など流域から流れ込んでいる。もちろん農家の畑や田かも流れる。家庭で使っている水道の排水や下水道の処理水も放流されて、リサイクルされている。上流でリサイクルされた水を下流では水道水として再び取水される。水道施設でゴミや泥を除去し薬品で長い時間をかけて消毒してきれいな水道水として都会で利用される。
川の水は水道水となれば、家庭で利用し、また下水道に集められて消毒されて川の下流に捨てられる。これを放流と言う。川の水と混ぜられた下水道の水はすごくきれいになっている。更に川を下って水は海に流れていくがまだまだ下流にある街では、川の水を取水しなければ、街に住む人たちは暮らせない。
こうして川の水は、何度も取水、排水を繰り返して皆の暮らしで活用されている。水道の水をつくる施設には毎日1万トンのように小さい施設もあれば、東京のような都会では30万トン50万トンの水を必要とするところもある。安全な水、きれいな水をつくっているが、ホルムアルデヒトという物質のような有害なものが混じって流される。
果たして誰が投棄したのか調べているが危険な事態である。このような水質事故は全国各地で起きている。まさか水道の水が断水するような事件にならないと思うかもしれないが、極微々たる量でも大変な事件になる事がある。ゴミやいろんなものを不法投棄する人もなくならないが人間の暮らし方も左右される。


